投稿者: 近藤祐司

  • かかとをまっすぐに上げるリハビリテーション│外反母趾・内反小趾のつま先立ち運動

    つま先立ちをしたときに、かかとが斜めに上がってしまう。
    
    そんなときは、かかとの間にボールを挟み、小指が開く動きを感じながら、かかとをまっすぐ上に上げる練習をしてみましょう。
    
    ここで紹介するのは、足の小指の機能を回復させ、正しい歩行を取り戻すためのリハビリテーションです。

    かかとが斜めに上がる理由

    外反母趾に悩む多くの方は、内反小趾も併発しています。

    内反小趾(ないはんしょうし)とは、足の小指が親指側(内側)に曲がって変形する状態です。内反小趾があると、つま先立ちをしたときに、かかとをまっすぐ上に上げることができません
    かかとをまっすぐに持ち上げることができないと、歩くたびに、足の親指が外反母趾の方向にねじれてしまう動きが生まれます。

    やがて骨の変形をおこします

    小指が働くと、かかとの動きが変わる

    その反対に──足の小指が正しく機能するようになると、歩くたびに悪い方向にねじれていた親指の骨(中足骨)が正常な動きを取り戻し、親指への過剰な負担が軽減されるのです。
    つまり、小指が開くことができない靴下は、外反母趾になりやすいといえるでしょう。

    リハビリに使うもの

    ここで使っているのは、市販のエクササイズ用の器具です。丸めたバスタオルや、テニスボール、ストレッチローラーなどでも代用可能です。

    特別な道具がなくても、すぐに始められますので、ご自宅でも気軽に試してみてください。

    かかとをまっすぐに上げる4つの手順

    1.足を肩幅に開いて立つ

    まず、足を肩幅に開いて立ちます。

    足を肩幅に開いて立つ基本姿勢

    2.つま先を前に向ける

    つま先は、まっすぐ前を向けましょう。

    ここでの「つま先」とは──親指ではなく、人差し指の方向です。つまり、ほんの少し内股気味になります。

    3.かかとの間にボールを挟む

    かかとの間に、用意したボールや丸めたタオルを挟みます。

    4.ボールを落とさないようにつま先立ちをする

    ボールを落とさないように、つま先立ちをします。壁に手を添えてもかまいません。

    かかとをまっすぐ上げることを意識し、小指が開く動きを感じながら、つま先立ちを行いましょう。
    ゆっくりと10回を1セット。
    
    一日に3セットほど続けてみてください。

    リハビリ前後の変化

    リハビリ前のつま先立ち

    • かかとが斜めに上がりました。
    • 小指が開きませんでした。
    • 指の向きが不揃いで、指の間に隙間が空いてしまいました。

    リハビリ後のつま先立ち

    小指がわずかに開き、指の向きが少しずつ整いはじめました。

    走ったときの親指の違い

    足の親指が、外反母趾側に潰されなくなりました。

    走行時の親指のねじれをリハビリ前後で比較

    かかとをまっすぐ上げる運動を日常へ

    ラクちんソックスの特許は、かかとが真っ直ぐに上がりやすくなる構造特許です。
    靴下を履いた状態で、かかとをゆっくり上げる「背伸びの運動」を、ぜひ日常に取り入れてみてください。
    バランスが不安なときは、壁や安定した椅子に手を添えて行いましょう。痛みが強くなる場合や、体重をかけることに不安がある場合は、無理をせず足の状態を確認してください。

    まとめ

    かかとの間にボールを挟み、小指が開く動きを感じながら、かかとをまっすぐ上げる。
    
    ゆっくり10回を1セット、一日に3セットほど続けてみましょう。
    
    足指とかかとの動きを一緒に整えることで、歩いたときの親指への負担を軽減しやすくなります。

    外反母趾の起こる仕組みや、ほかの確認方法もまとめて知りたい方は、外反母趾のインデックスから続けて読めます。