まぼろし工房の足のアーチが低下する公式
従来、アーチの低下は
「荷重によって潰れる」と説明されてきました。
しかし、それは現象の一部にすぎません。
本質は、どこまで構造を保てるかにあります。
両脚立位では、三点支持によって
足部の結合は安定しています。
しかし、片脚立位に移行すると、
母指球側の荷重が減少し、
支持のバランスが崩れ始めます。
その結果、アーチの結合強度は低下していく。
……つまり、
アーチは潰れるのではない。
支持の偏りが閾値を越えたとき、
結合がほどける。
その“閾値”が、A-Bの範囲。
※1 まぼろし工房のアーチの低下の定義
定義(基準座標)
母指球荷重点:A
小指球荷重点:B
両脚立位での体の中心線(眉間):C
両脚立位での黒目の位置:D
片脚立位におけるアーチ低下の条件
両脚立位から右脚での片脚立位へ移行したとき、
体の中心線 C は外方へ移動する。
このとき、
C → D の移動距離以内で収まる場合、
アーチは維持される。
しかし、
C → D を超えて外方へ傾いた場合、
アーチは低下しやすくなる。
さらに──
右脚立位において、
顔の左側の耳(E)が、両脚立位時の中心線Cの位置まで到達した場合、
その時点でアーチの低下は発生する。
距離による判定(核心)
この体幹の外方移動量を、足部の支持幅で評価する。
A → B の範囲内の移動
→ アーチは維持される
A → B を超える移動
→ アーチは構造的に崩れる
アーチが落ちるかどうかは、筋力ではなく、
体幹の移動量が支持基底(A-B)を越えたかどうかで決まる。
足のアーチ低下と体幹移動
👉 足の崩れはどこから始まるか
代表:近藤祐司
足の痛み、シューズ、靴下、歩き方や走り方の問題について、
構造と動きの視点から情報を発信しています。
「痛い場所」だけを見るのではなく、
なぜそこに負担が集まるのか。
その仕組みを、実例や観察をもとに解説しています。
市民ランナーとしての実走経験と、
日々の観察をもとに記事を書いています。
1995年に静岡県富士宮市で若葉治療院を開業。
一般治療に加え、スズキ浜松陸上部、競輪選手、三菱電機スケート部など、プロスポーツ現場でのサポート実績を積む。
医療と運動の現場から、日用品の機能性を再定義する活動を開始。
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