投稿者: 近藤祐司

  • Q.最近ランニングを始めましたが外反母趾が痛みます。

    最近ランニングを始めてから、外反母趾の痛みが気になるようになりました。五本指ソックスやテーピングも試しましたが、はっきりした変化は感じられません。
    ランニングを始めて外反母趾の痛みが気になった相談者のイメージ
    A. 痛みの種類に関わらず、負担のかかる動きが続くと、症状は進みやすくなります。
    外反母趾が痛む理由を、もう少し時間をかけて知りたい方は、こちらにまとめています。

    シューズの「曲がり癖」を確認してください

    ここでは、要点だけを、短くお伝えします。
    シューズの「曲がり癖」を確認してください。
    ランニングシューズの曲がる位置を確認する画像
    まったく曲がった形跡がなかったり、こんなところで曲がっていませんか?
    ランニングの外反母趾を引き起こすシューズの曲がり方
    実はそれ、シューズが親指を挫いています。

    シューズが親指を内側へ曲げる位置で屈曲している様子
    ランニングでよくある、「地面を蹴り出すときに、親指の付け根が痛む」

    そんなときに起きていることを、要点だけまとめます。
    外反母趾により親指が内側へ曲がった前足部の状態

    走ると、外反母趾が痛むとき

    ― 臨床現象として観察される共通点 ―

    実際の臨床では、外反母趾が気になっている方ほど、蹴り出すときに、親指が内側へ引き込まれる動きが見られます。
    素足とラクちんソックス着用時における足指の向きと使われ方の比較
    歩くときにねじれが出ていれば、走るときも、その動きは続いていることがほとんどです。

    歩行時における足指の向きと使われ方の比較

    靴を履いていないのに、外反母趾が痛むのはなぜでしょうか。

    このように、外反母趾の原因はシューズの圧迫だけではありません。
    靴を履いていない状態でも、踵が斜めに持ち上がる動きが続くと、親指は気づかないうちに捻られていきます。
    外反母趾の痛みに対してランニング前にテーピングを行っている様子

    その積み重ねが、外反母趾の進行につながっていきます。

    運動をしていない方でも外反母趾の悩みが多いのは、このためです。

    フォームを直す前に、ランニングソックスの影響を確認してください

    努力を重ねる前に、一度だけ確認してほしいことがあります。

    シューズを見直す前に、まず目を向けてほしいのが、足に直接ふれている装備です。

    そのひとつが、毎日なにげなく使っているランニングソックスです。

    足に直接ふれているランニングソックスを確認する画像

    ランニングソックスは、少し特殊な靴下です

    ランニングソックスは、形や素材が少し違うだけで、蹴り出し方に大きな差が出ることがあります。

    だからといって、「これは良い」「これは悪い」と単純に分けられるものではありません。

    市販の靴下とラクちんソックス着用時における足首とかかとの安定性の比較

    大切なのは、今の足の状態に合っているかどうか。

    それを確認するための、簡単な検査があります。

    「私の靴下は大丈夫かな?」そう思われた方は、こちらを参考にしてください。

    補足:臨床で観察された一例(参考)

    これは、実際の臨床で観察された一例です。興味のある方だけ、読み進めてください。
    • 素足では、踵がまっすぐに上がる
    • 一部のランニングソックスを履くと、踵が斜めに上がる
    市販の靴下とラクちんソックス着用時における足首とかかとの安定性の比較
    この違いは、前から見てみると、親指の関節が、理想の方向へ動いていないという形で確認できます。
    親指の付け根に負担が集中し痛みが出やすい足部の状態

    詳しい検証や画像は、別ページでまとめています。

    ラクちんソックスは、足元の動作環境を最適化し、歩行や走行時の負担を軽減するための課題解決の道具(Footwear System)として開発されています。理論の詳細は『まぼろし工房の足部工学理論』をご覧ください。