X脚と外側半月板逸脱のご相談について


今回いただいたご相談のなかに、

こんなお話がありました。

膝の痛みについてのご相談です。



『3年前に、
・X脚
・左半月板が外側に逸脱
・変形性膝関節症

との診断を受けてます』

という内容です。
僕はドクターではありませんし、
実際に足を拝見したわけでもありません。

ですからここでは、診断ではなく、

膝のしくみと、構造の視点から
この問題を考えてみたいと思います。

まず、やってほしいこと

まず最初に、お願いしたいことがあります。



それは、仕組みを理解することです。



・「骨が変形している」と言われた
・「半月板が薄くなっている」と言われた





こうした言葉を聞くと、


もう元には戻らないように感じてしまうかもしれません。



ですが、





それは 今の状態を観察した結果であって、
もう手の打ちようがないという意味ではありません。





大切なのは、

なぜ今、この状態になったのか。

その仕組みを理解することです。





この部分を知らないまま、
膝に注射をしたり、再生医療や手術を受けたとしても、





壊れたときと同じ使い方を続けてしまえば、
また同じことが起きてしまうからです。

まず、理解しましょう

変形性膝関節症と検索すると、
まずこのような説明が出てきます。

変形性膝関節症は、

加齢や肥満、O脚などにより、

膝の軟骨がすり減り、
痛みや関節炎(水がたまる)を引き起こす疾患です。


50代以降の女性に多く、初期は動き始めに痛みが出ます。
進行すると階段昇降や歩行が困難になり、O脚変形が目立ちます。
治療としては、大腿四頭筋のトレーニングや温熱療法、薬物療法が行われ、
重症例では人工関節手術が検討されます。





ここで一つ、
冷静に考えてみてほしいことがあります。





この説明には、
「なぜ軟骨がすり減ったのか」
という話が出てきません。



膝関節は「動く関節」です


膝の関節は、
よく動く関節です。

膝は単純な「蝶番」ではありません。

曲げたり、伸ばしたりするとき、
スネの骨は回転しながら動きます。


ちょうど、
水道の蛇口を開けたり閉めたりするように、

少し回しながら動く仕組みになっています。

ここで言いたいことは


「膝の関節は、よく動く」ってことです。

そのため、

スネの骨が外に回った状態のまま


レントゲンを撮れば、

膝の外側の関節の隙間は狭く写ります。
反対に、
スネが内側に回った状態で撮影すれば、

内側の関節の隙間が狭く写ります。


つまり、

レントゲンに写る「隙間」は、


関節の向きによっても変わるということです。





もう一度言います。

膝の関節は、よく動く関節です。

関節が狭くなる理由

これは、素足のときと、
靴下を履いたときの

「背伸び動作(7秒間静止)」の違いです。


背伸びをしたとき、
踵の上がり方に注目してみてください。

靴下を履いた状態では、
踵が斜めに上がっていることが分かります。
このとき、スネの骨(脛骨)には
内側方向への回旋が発生します。




すると膝関節は、
雑巾を絞るような力を受けることになります。


その結果、
関節の中では

隙間が狭くなる部分が生まれてしまいます。



同じように、しゃがんだときも、
踵の動きに違いが見られました。

靴下を履いた状態では、
踵が斜めに動きます。



このとき、スネの骨(脛骨)は
内側へ回転します。

すると膝関節には、
ねじれのストレスが発生します。
 

その結果、関節の中では
隙間が狭くなる部分が生まれ、

軟骨や半月板が摩耗しやすい状態になります。



つまり、膝が壊れているのではなく、
膝が「ねじられる動き」が起きているということです。







隙間が狭いまま動くと


関節の隙間が狭いまま、

動き続けると、



軟骨や骨は摩耗しやすくなることは確かです。


ここで、言いたいことは、



肥満や加齢は、

要因ではあるけど、

原因ではないということです。

そして、



半月板が摩耗してる、

逸脱しているのは、

それは結果であって、原因ではないということです。





ですから、

「これはもう、仕方がない。」





そう決めつけることは、
しないでほしいのです。





毎日の生活で、少しずつ捻れるので、



気が向いたときに、膝の裏…
整えるといいですよ。
👉️膝の裏を伸ばすストレッチ


近藤祐司
若葉治療院 本院/まぼろし工房
足と歩行の問題を、動作・靴・靴下の構造から観察。
治療院での臨床と、市民ランナーとの実走検証をもとに発信しています。
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