ソックスが足のアーチを崩す問題
五本指ソックスだけを悪く言うのではありません。片足で安定して立てない靴下は、健康に問題があります。
👉️一般的な靴下の問題点
矛盾を嘆くより、僕達は学ぶべきだと思う。
製品を作る人たちも「足元から人を幸せにしたい」という根底にある願いは同じだから。
五本指ソックスは、足のアーチに影響を及ぼすのか【検証】
靴下は、足の構造に影響を及ぼす構造体です。
その中でも、足指を一本ずつ分離する五本指ソックスは、
足部の形状に大きな変化を生じさせることがあります。
どちらも同じ人の足の裏です。素足のときと比べて、足裏の面積が広がり、足のアーチが低下しているようすです。

布の厚みだけでは説明できない変化【検証】
これは「布の厚みが増えたのでは?」
そう思われる方もいらっしゃると思います。
それもあるかもしれません。
ですから、他の靴下と比較した様子も掲載します。

同じ足でも、靴下の違いでフットプリントは変化する【検証】
このように、
ソックスの違いによって、
足部アーチの形状に差が現れることが観察されました。

どちらも同じ人のフットプリントです。
靴下の違いによって、足の形は変化しました。

両足では小さく見える差が、片足立ちでは大きく現れる【検証】
片足で立つとき、
体重は片足に集中します。ですから、その違いはさらに大きな崩れとして現れます。
ソックスの違いによる片足立ちの変化です。

五本指ソックスで片足立ちの足首形状が変化した【検証】
足元を拡大すると、足首の形が随分変わることが視認できました。

指が閉じにくいと、足は荷重で崩れやすくなる
本来の足は、荷重を受けると足指列がまとまり、
足部を支えるための剛性を高めます。

しかし、 指の間を閉じる働きが弱まると、 足は十分に固くなれず、 荷重によって崩れ、 アーチは低下しやすくなります。
片足立ちでは、身体の傾きとして現れる【検証】
(どちらも同じ人の足です)

そのため、片足立ちは外に傾きます。

足の形の変化は、膝や姿勢にも現れる
このように、靴下によって発生した足の形の歪みは、動作やプロポーションに影響を及ぼします。

👉️その靴下が姿勢を崩す原因?「頑張る良い姿勢」が疲れるメカニズム
走行中の膝角度にも変位が観測された【走行検査:動画あり】
素足で走ると膝は正常に動いているのに、五本指ソックスを履いて同じ速度で走ると膝の角度に変位が観測されました。

(興味のある方は動画でも御覧ください)
静止時にはわずかな差でも、動作では大きくなる
靴下を着用したことによる足の形の違いは、
静止時にはわずかな変化に見えるかもしれません。
しかし、動作を伴うと、
その差は膝の軌道や姿勢の変化として
大きく現れることがあります。

ここに示した例は、
全体の中の一部にすぎないかもしれません。
ですが、
その「全体」には、
子どもたちの足も含まれています。
一部の例であっても、
事実として観測できたなら、
それを無視してよい理由にはなりません。
消費者保護の観点から【検証】
競技はサッカー。
膝の痛みを訴えて来院した小学生の例です。
素足と五本指ソックスを使い、
片足立ちジャンプの動きを比較しました。

同じ布の厚さでも、
子どもの足にとっては、
指を大きく開かせる条件になることがあります。
足元の条件が変われば、
足首や膝の動きにも影響します。

だから私たちは、
自分たちが作った製品についても、
繰り返し動作の確認を行っています。
(動きの動画を150本掲載中)
👉️五本指ソックスで走ることの知っておくべきリスク
👉️医療では扱いきれない現実
五本指ソックスでアーチが崩れた原因
1足裏は、ドーム構造で荷重を支えている
足の裏はドームのような形状で、
荷重に対して強度と安定を保っています。

2足指が広がると、前足部の結束が弱まる
足指が横へ広がると、
前足部の結束は弱まりやすくなります。

3足の強度が下がると、アーチは崩れやすくなる
その結果、
荷重時に足部の剛性を高めにくくなり、
アーチは低下しやすくなります。

結論:問題は「五本指」そのものではなく、足部アーチを変える構造である
問題は「五本指」そのものではなく、足部アーチを変える構造である。
まぼろし工房では、
五本指ソックスの構造によって生じる足部骨格の変位が、
アーチ構造を低下させる一因になると考えています。
不安な方は、片足立ちで確認してください
この記事は、すべての五本指ソックスにあてはまるものではありません。もし不安があるなら、簡単な検査を試してみてください。
もし、素足なら片足立ちで立てるのに、靴下を履くと安定して立てないようならば、その靴下は他の人には良いものでも、あなたの足には合っていないといえるでしょう。

まぼろし工房足部工学理論>五本指ソックスを履いただけでアーチが落ちた理由
